2002 Rd.01 オーストラリアGP
F1デビュー戦、屈辱のうちに幕を開ける逆ポール佐藤琢磨。 返す借りが大きければ大きいほど、日本人ドライバー7番目の男の魂は燃える。 スピリット・オブ・ジャパン、世界の巨人トヨタの第一歩は。第三期の頂点を目指してホンダの戦いは。チャンピオンタイヤ・ブリヂストンは。 2002年、新しい旅の仲間は22台。君は今、JAPANパワー・F1レジェンド、伝説の扉の前にいる。 F1開幕戦オーストラリアグランプリ。さぁ、後ろの方で佐藤琢磨も準備は出来た。 シグナルが灯っていく!オールフラッシュ!ブラックアウト! 2002 Rd.05 スペインGP 一年前のカタロニア・ファイナルラップの衝撃といわれた悲劇のヒーローは、今は休養の身。 さぁそんな中にあって前を固めたはずのフェラーリ、真紅のカーテンは一枚が外れた。 シューマッハ一台で、その他の後ろからの猛者達を手馴れた闘牛士の如く、さらりと交わすことが出来るんでしょうか? 2002 Rd.07 モナコGP スタートラインの向こうにはヒストリカルステージ、過去と未来を繋ぐ路が広がる。 アクセル&ブレーキに悲鳴を上げるアスファルト。 エギゾースト・ノートにヨットハーバーのマストが震える。 ガードレールからはウインクをおくる破壊の女神。 1929年の第一回から変わることのない伝統の空間が音速のドラマを蘇らせる! マイスターの称号を巡る華麗なる賭け。78週262.8キロ。ポーカーフェイスで行けるか!? シグナルは今、ロイヤルストレートフラッシュ!! 2002 Rd.11 フランスGP 五戦連続のリザーブポジション。祖国コロンビアの独立記念日を速さで祝ったモントーヤ。 決勝レースの日曜日は自らのインディペンデンス・デイとして奮い立つ。 フロント・ロウに並ぶシューマッハにしてみれば、ライバルの影以上に大きく膨らむ史上最多のタイトルの栄光に向け、心の準備は整った。 二人の直接対決は過去五回、うち両者の接触三回という因縁の最前線です!! グランプリレース発祥の国・フランス中部の田園地帯にエギゾーストノートが響く。 さぁ第88回フランスグランプリ、スタートは切られました! 2002 Rd.16 アメリカGP 遥かなる夢、誇り高き理想、叶えるためにアメリカ。 15番グリッドにこれから着く佐藤琢磨の2002年のF1チャレンジにも注目下さい。 魂の旅路は鈴鹿への大脱走。自由の風を琢磨よ、その手につかみとって来い。 1909年に作られた世界最古の伝統のサーキット・インディアナポリスが、フロント・ロウに用意したチャンピオン歓迎の赤絨毯。 戦いの準備は序々に整っていく。後方の各マシンもスターティンググリッドに今ついていきます。 さぁ最後20台目アレックス・ユーンもポジションに着いた。そしてシグナルを見つめるミハエル・シューマッハ。 シグナルオールフラッシュ!!さぁ行こう73周、音速のオーバルに向け第16戦アメリカグランプリ、スタートが切られました!! 2002 Rd.17 日本GP 15年前にすでに決まっていた10歳の少年のFuture。 16年目の大舞台で掴み取った7番目のポジション。 すべてはこれからの53周に秘められた運命の伏線。 中嶋第一歩の勇気が、亜久里表彰台の栄光が、今サムライ魂の追い風となる! 信じて見つめるすべての人にきっと訪れる約束の瞬間。 2002年F1最終戦日本グランプリ、シグナルが日の丸から今ブラックアウト!! 2003 Rd.05 スペインGP アントニオ・ガウディーの芸術建築の街で最前列を占拠した究極の跳ね馬F2003-GA。 まるでそれは闘牛士の如く、真紅のベールでライバルたちを挑発していきます。 JAPANパワーは3列目で肩を並べ、ポイントリーダーは御覧のように最後尾から。 カルメン誘惑の媚笑に、スピード超能力者たちの理性は、風とともに去っていくのか。 高まる興奮につれ、レッドシグナルがいま灯っていく! カタロニアの太陽と重なったとき、2003年F1第5戦スペイングランプリが今スタートを切ります!! 2003 Rd.06 オーストリアGP 1年前に譲られた勝利、2年前には交わされたチームオーダー。 オーストリアの山肌に深い傷跡を残すチャンピオンの名誉は、正々堂々のデッドヒートでのみ許しのときを迎えます。 力なき者は隊列に加わるな、夢なき魂はこの山を去れ。これがA1リンク非情の掟。 71周の峠道、脱走山脈に挑む20人の隼たち。2003年フォーミュラー1世界選手権第6戦オーストリアグランプリ。 さぁ各マシンがグリッドについて、そして1コーナーの先を見つめています。 後方の隊列もいまグリッドについていく。態勢はどうやら整いました。 一つ一つシグナルに血が通っていく瞬間、そしてフロントロウ対決!! 2003 Rd.06 モナコGP クルーザーのデッキで夏の陽光に肌をさらしているセレブリティ。アスファルトの白線に陽炎を見つめるグラディエイター。 6月のモナコ公国戒厳令の日曜日、進路を阻まれた最強マイスターは前二列の壁の外で舌打ちをする。 反乱軍の指揮をとるのは血を分けた弟。宿命のステージに今激突。 フォーミュラーワン・クラシックロード・モナコGP、スタートを決めていきました!! 2003 Rd.14 イタリアGP The Longest day。 わずか1ポイントがもたらす緊張の一瞬が、永遠に思えるモンツァの森の長い一日。 頬を真っ赤にしたティフォシ達は、シューマッハ皇帝の跳ね馬こそが世界一速いと信じて疑いません。 肩をぶつけるは因縁のワイルドスピード・モントーヤ。そしてキミはいつまでも食らい付いていくライコネン。 フォーミュラーワン選手権、史上初の第3種接近遭遇。 そしてライジングサン、ホンダが、トヨタが、ブリヂストンが、鈴鹿に向けて勇気のスタートを仕掛けていく!! ラスト3戦、めくるめくスピードの世界へようこそー! 2003 Rd.15 アメリカGP 跳ね馬長期政権が望むシューマッハのチャンピオン続投劇に、ラスト2戦、不信任の挑戦状は叩きつけられました。 コンストラクターズ与野党逆転のリーダー・モントーヤは、コロンビア国旗のウェーブに地盤の確かさを感じる。 もちろんベストグリッドからスタートを決めれば、北欧のスカイウォーカー・ライコネンにも、 日の丸に誓うムッシュ・パニスにも、ビッグドリームが広がっていくはず!! 最後までミラクルを信じるすべての人に、ブレイブハートな男たちに、自由の国は今扉を開かむ! フォーミュラーワン世界選手権第15戦グランプリUSA、さぁシグナルオールレッド、ブラックアウト! 2003 Rd.16 日本GP 出遅れてしまった最悪のポジション、14番手・シューマッハ。 優勝しか可能性は無い究極のシチュエーション、8番手・ライコネン。 最多6回目の皇帝か、最年少の貴公子か。 いずれにしも史上初、その決定には鈴鹿の空もためらいの表情です。 そしてJAPANパワー。常勝軍団をチェッカーに導く足元の確かな強さ。 2列目に壁を築いた2年目の挑戦。未来ある男を選んだ第3期の攻勢。 ブリヂストン、トヨタ、ホンダ、琢磨のジャパニーズ・ドリームス・カム・トゥルー。 夢限りなく、栄光遥か、2003年フォーミュラーワン世界王者決定戦日本GP、シグナル日の丸に太陽を見出すのは誰かー!? 2004 Rd.01 オーストラリアGP 禁じられたロケットスタート。信じるしかないエンジンライフ。 スピード制限時速100キロに上がったピットストップに、逆転の戦略は隠された。 フォーミュラワン・レボリューションズ。日本に夜明けをもたらすか、サムライズ・バック、琢磨GOGO。 琢磨にとってはサーキットが世界の中心、エギゾーストに負けない声で夢を叫ぶ。 F1史上未だかつてないシリーズ全18戦5400キロの約束。 2004年開幕戦オーストラリアグランプリ、南半球三月のサマータイムバトルがいま幕を開けようとしています! 後方でトヨタのマシンもスターティンググリッドに着く。そしてシグナルの点灯を待ちます。 緊張が高まるマニュアルスタート。シグナルはオールフラッシュ、ブラックアウト!! 2004 Rd.06 モナコGP さてお集まりの紳士・淑女のみなさん。ロイヤルカジノ締め切りの時間が近づいてきました。 フロントロウからF1初優勝を狙うトゥルーリ。バトンに賭けるもよし。 モナコマイスター・シューマッハの開幕6連勝も可能性は十分です!! さぁそしていま、レッドシグナルの点滅が見られました。 これはグリッドについた20台、なにかちょっと後方で問題がありましたでしょうか!? スタートディレイとなりますか?スタッフがちょっと出てまいりました。 ああっとコース上に各チーム、マシーンが出てまいりまして、これはスタートディレイということになりました!! 再スタート 富なき者は招かれざる客、野心なき者は走る資格すら与えず。それがF1モナコの舞台! さぁ琢磨、2年前自らがトンネルで失ったアイデンティティを求めて、サムライ再び!! シグナルが消えてスタートがきられていく!! 2004 Rd.09 アメリカGP United States of Takuma。 27歳の合衆国は、決勝73周を果たしてどうまとめあげるんでしょうか? 果たされないままに時が過ぎたポディウムの約束に、もうハートダッツは要らない! 頭上に灯るシグナルファイブレッドスターに願いを込めて、いま1コーナーにスタートを切っていく! 2004 Rd.11 イギリスGP さぁスターティンググリッドに向かっていく、銀河帝国復興へ向けてポールポジションのシルバーアローはライコネン。 去年のウィナー・バリチェロはフロントロウに並びます。 3番グリッドには母国に賭けるバトン様。4番スタート・シューマッハのピットマジックストップは果たして今回も見られるか? 8番スポット琢磨。第2の人生を始めた学舎に、恩返しの時は迫る。 ホームスイートホーム。誰にでもある懐かしい風景。何かとてつもないことが叶いそうな空気。 歴史刻まれし音速の滑走路シルバーストンに、勝利へのテイクオフを奏で、 2004年F1第11戦グランプリグレートブリテン、さぁスタートが切られていく!! |