2006年F1第2戦マレーシアGP(3/19決勝)
《決勝結果》

1位 G フィジケラ(ルノー)
2位 F アロンソ(ルノー)
3位 J バトン(ホンダ)
4位 J モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)
5位 F マッサ(フェラーリ)
6位 M シューマッハ(フェラーリ)
7位 J ビルヌーブ(BMWザウバー)
8位 R シューマッハ(トヨタ)
9位 J トゥルーリ(トヨタ)
10位 R バリチェロ(ホンダ)
11位 V リウッツィ(トロロッソ・コスワース)
12位 C アルバース(ミッドランド・トヨタ)
13位 T モンテイロ(ミッドランド・トヨタ)
14位 佐藤琢磨(スーパーアグリ・ホンダ)
リタイア N ハイドフェルト(BMWザウバー)
リタイア S スピード(トロロッソ・コスワース)
リタイア 井出有治(スーパーアグリ・ホンダ)
リタイア C クリエン(レッドブル・フェラーリ)
リタイア M ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース)
リタイア D クルサード(レッドブル・フェラーリ)
リタイア N ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース)
リタイア K ライコネン(マクラーレン・メルセデス)

《上位3人についての感想》

1位 G フィジケラ(ルノー)

 約1年ぶりの勝利、ブラボーブラボーブラボーフィジコー!ポールポジションからまったく危なげのない走りを見せ、見事優勝、通算3勝目!!そしてまた鳴り響くルノーのフランス国歌。

2位 F アロンソ(ルノー)

 そしてチャンピオン・アロンソも2位に入り、ルノーが1−2フィニッシュを決めた。予選で給油機にトラブル(多く燃料を入れすぎた)が発生しグリッドは7番に沈むも、ウィリアムズの小競り合いを横目にロケットスタートを決め、オープニングラップを3位で帰ってきた。以降、レース序盤はウェバー(ウィリアムズ)を押さえ込んでの苦しいレースだったが、燃料が軽くなるにつれてラップタイムも良くなっていき、最後のピット作業を終えたころには2位に躍進。さすがアロンソ様でした。

3位 J バトン(ホンダ)

 アロンソに負けてしまったバトン。レース中のアロンソとルノースタッフの無線での会話では、まったく存在を無視されてしまう。ルノーチームにしてみれば、ホンダは眼中にないらしい。開幕前の評判では「ホンダは予選は速いだろうけど、決勝のレースペースがいまいち・・・」と言われていたけど、まったくその通りになってしまった。バトン自体は、無難にスタートを決め、その後も一貫したペースを刻み続け、まずまず良いレースだった。あとはマシンやレース戦略の問題です。

《ひいきのドライバーについての感想》

リタイア D クルサード(レッドブル・フェラーリ)

 前戦バーレーンGPでチェッカー直後にエンジンブロウしてしまい、エンジン交換を余儀なくされたクルサード。ペナルティとして10グリッド降格を受け、決勝は19番グリッドからスタートすることとなった。この時点で入賞の芽はなくなったわけだけど・・・
 ところが、決勝では大ロケットスタートを決めて、1周目を11位で帰ってきたのだ!素敵。この時点で入賞の芽は大きなつぼみになりました。M.シューマッハの真後ろで安定したレースを進めるクルサード先生だったが、ハイドロリック系のマシントラブルが発生し、ギアが6速に固定されてしまい、しぶしぶピットに戻り、リタイア。
 2000年以来の開幕2戦でノーポイントだ。しかし次は大の得意のオーストラリアGP、アルバートパークサーキット。アルバートパークでは過去2勝、表彰台4回。今年もマシンの速さはそこそこあるだけに、クルサード先生ひさびさの確変に期待大だ。


7位 J ビルヌーブ(BMWザウバー)

 決勝を10番グリッドからスタートしたジャックは、序盤トゥルーリ(トヨタ)のうしろにつけるも、真後ろにはM.シューマッハ(フェラーリ)が迫り、ジャックはM.シューマッハに1コーナーで抜かれてしまう。その後、M.シューマッハに抜かれたトゥルーリを、今度はジャックがオーバーテイク!!さすがジャック、うまいオーバーテイクだった!
 その後は粛々とレースを進めていたジャックだが、ハイドフェルト(BMWザウバー)やバリチェロ(ホンダ)がリタイアし、レース終盤にポイント圏内の7位に上がる。残り数周、R.シューマッハ(トヨタ)が後ろから迫るも、そこはブロックの名手ジャック・ビルヌーブですよ。余裕で追撃をかわし、そのまま7位でゴール!!
 新生チームBMWザウバーに初ポイントをもたらし、調子を上げてこのままメルボルンに乗り込んでいける。

《第2戦終了時のドライバーズ・ランキング》

1位 18点 F アロンソ(ルノー)
2位 11点 M シューマッハ(フェラーリ)
3位 11点 J バトン(ホンダ)
4位 10点 G フィジケラ(ルノー)
5位  9点  J モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)
6位  6点  K ライコネン(マクラーレン・メルセデス)
7位  4点  F マッサ(フェラーリ)
8位  3点  M ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース)
9位  2点  N ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース)
10位 1点 R シューマッハ(トヨタ)
11位 1点 C クリエン(レッドブル・フェラーリ)

《第2戦終了時のコンストラクターズ・ランキング》

1位 28点 ルノー
2位 15点 フェラーリ
3位 15点 マクラーレン・メルセデス
4位 11点 ホンダ
5位  5点  ウィリアムズ・コスワース
6位  2点  BMWザウバー
7位  1点  トヨタ
8位  1点  レッドブル・フェラーリ